哲学大陸・表現ルート

「超勉強法」から

立ち読みした売れ筋本「超勉強法」の中に、「あなたはなぜこの会社を選んだのか」と面接で聞かれたら「貴社の業務が私の志望にぴったりだったから」などと答えなさい、とか書いてありました。決して「就職難でここしか募集がなかったので」など本音をもらしてはいけないと 。紋切り型の問いには紋切り型で答えるべし。それができるかどうかを試すためにわざわざ当たり前の質問するのだ、と著者は言います。
ひとつの表現が、やはりそれだけが独立しては振る舞えないことの一例ではないでしょうか。志望動機というものも答え方の数、表現の数だけあるといってもいいわけです。唯一普遍の動機がどこかに確固としてあって、それを言い当てる、ということではないのです。 なお、紋切り型に紋切り型を当てはめるのは面接では正しい手法ですが、表現ということを考えると、紋切り型にわざと本音を対応させた時などに、なにか新しい世界が開けるように思いますね。


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