草壁商店へようこそ




シアン化カリウム

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（0.5bite＝致死量）

もう宅配などという面倒はいりません。 このほかプルトニウム（核兵器材料クリントン様ご用達）、 サリン（化学兵器材料フセイン様ご用達）等、 品数は豊富です。メールにてお問い合わせ下さい。 kusakabe-ryuji@death.co.jp

1995年12月。僕はインターネットがあったのでちょっと哲学でもと思い立った。このころ、いろんな人がいろんなことを思い立った。

1998年12月。杉並区の女性が自殺を思い立ち、やり遂げた。インターネットのせいである。携帯電話のせいである。宅配便のせいである。キャッシュディスペンサーのせいである。

草壁商店が自殺幇助の容疑なら、ＮＴＴやコンビニや銀行は自殺幇助幇助の容疑である。新聞やニュースでこの出来事を知り同じ方法で自殺する人が出れば、その時マスコミには未必の故意による自殺幇助幇助幇助の疑いが掛かる。

とはいえ、インターネットというシステムが、やらなくてもいい思索や創作もさせれば、やらなくてもいい交友や喧嘩もさせれば、やらなくてもいい自殺もさせるほどの力を持つことを証明したのである。わずか数年にしてわれわれはなんと遠いところまで来てしまったのだろう。

しかし、そもそも、われわれは、もろもろの（ワンワンコーナーか）システムがあればこそ宇宙史上最大にバカな猿となりえたのだが、もしこういったシステムがなかりせばタダの猿にすぎなかったはずである。

堕ちよ、生きよ、インターネット。