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だらだら話 13

  肩こり対策の巻
肩こりの方が驚くほど多いので、そのことにちょっと触れてみましょう。一番いいのはヨガをなさることなのですが。というのは、私の教室でも肩こりや腰痛の方がずいぶん治っていますし、私自身、ヨガを始める前は、肩こり、腰痛、いろいろ持っていたのが、よくなっているからです。
でも皆さんご都合がおありでしょうから、簡単にご紹介できるものをひとつ。本当に簡単なものですから馬鹿にされたと思わないでください。

自然に立って腕を前後に振るだけなのです。100回振ってください。出来れば朝晩2回、100回ずつ振れば理想的ですが、1日1回でもいいでしょう。これをだまされたと思って少し続けてみてください。多分(いや絶対に)効果があると思います。
一生懸命に振らないで、体の力を抜いて、のんきに振ってください。
私の教室の方で、吐きそうになるほどの肩の凝りが、これだけでよくなった方もいらっしゃいます。ほんとにだまされたと思って試してみてください。

ただし、これも毎日しないと駄目です。この注意は、第11話に詳しく書きましたが、大切なことですので、ここにもう一度載せておきます.。

【ヨガの療法というのは、簡単な事を繰り返しやるだけですから、それをばかばかしいと思わないでやっていただかなければなりません。それも毎日です。
この毎日というのが曲者で中々大変なのです。 ほんの2,3分のことでもそれを毎日するということは大変な意志の力を必要とします。
でも今までの実例で、膝や腰や肩こりを治した方はみんなこの偉業を成し遂げた人です。 一週間に6日じゃ駄目なんですよ。7日でなくては駄目なんですよ。】

ということですからよろしく。

その他の注意。肩に力を入れっぱなしだと肩が凝るだろうというのは、どなたにもわかっていただけるとおもいます。ところが肩に力の入っている方の、いかに多いことか。そしてそれを、ご自分で御存知ない方が多いのです。

一度肩をうんと上げて、それをストンと降ろしてみてください。そのゆるんだ状態をなるべくいつも保てるように習慣付ける努力をしましょう。これが上達すると体の力がいつでも抜けているということになり、不思議にそれが、生き方にもつながってくるのです。体と心は本当にひとつだと思います。

肩こりに関しても書き出すときりがなくなります。
食べ物も大いに関係があります。肩こりとか、関節炎などと、食べ物に関係があるというと、ええ??と驚かれる方がいらっしゃいますが、これは大有りなのです。考えても見てください。私たちの体は食べ物からとる成分で維持されています。それを考えれば、大きな関係があるというのは、すぐうなずけるのではないでしょうか。

ヨガは八段階に分かれていますが、その始めの二段階に、食べ物のことが煩く言われています。
私たちが、インドの先生のところに行くと言うと、一日中アサナ(ヨガポーズ)の練習をしているように思う方もいらっしゃいますが、全く違います。第一, 先生は忙しい方で、私たちのアサナの指導なんか、いちいちしてはいられないのです。「そんなことはおまえがしろ」と多分私にいわれるでしょう。

では何を習ってくるのかというと、食べ物とか、一日の時間の使い方とか、(例えば,お風呂とご飯はどちらが先とか、食後すぐは水を飲むなとか)、そういう日常生活のことを教わるのです。

話が逸れましたが、肩こりの方などはなるべくあっさりしたもの(菜食に近いもの)になさることをお薦めします。ヨガは勿論菜食を薦めています.。NANDY先生も純菜食主義者です。
私は皆さんに菜食にしなさいと薦めるわけではありませんが、肩こりや、腰痛の方などはなるべく菜食に近いものを召し上がることをお薦めします。その方が治りがはやいからです。
私が以前に師事していた針灸の四条先生によると、そういうときに一番いけないのは豚肉だそうです。
こういうことを書いていると際限なく出てきますが、今日はこのくらいにしておきます。また書きましょう。

この他、腰痛対策または首凝り対策の欲しい方がありましたら、ご一報ください。



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〈筆〉waikari bahchan=木村詩世