拝啓、福井県ふるさとづくり推進協議会御中

こんなページだけは
絶対やめましょう !

そんなものが
いっぺんに35も増えたらどうします?
一億円もかけて


参考記事
(福井新聞より転載)



僕の意見

自治体がインターネットに金を使うのなら、そこの住民が生活、活動をしやすくするためのページや、行政の情報をいちはやく公開するページをまず設けたいです。首長の挨拶を載せたり、来訪者だけのために観光地を紹介したりするのは、それがちゃんと機能してからで結構。そのつもりがないなら税金の無駄遣いです。
上の記事から、よそより早くインターネットを立ちあげることを福井県の行政担当者が誇らしく感じていることがうかがえます。それはそれでいいですが、自治体としてあるべき使い方を示してから鼻を高くしてはいかがでしょうか。
それはなにもショックウエーブを使おうとか有名人のエッセーでも載せようとかいうのではありません。単に、住民からの質問や要望に耳を傾け、それに応えていく道具としての使い方です。あらゆるコミュニケーションに革命を起こせるかもしれないインターネット。ぜひ実現したいものです。


自治体ならこんなページをまず作ろう


意見の前提

WWWに膨大な数のページがまさに百花繚乱といった感じであふれている現状が、僕はとても好きです。なんとか世間の注目を引きたいという迷宮旅行社のような個人ページや、どうにか金儲けにつなげようという企業のページなど、せつないほどのすがすがしさです。
また、他人がいかに醜くいかに汚いページを作っても、それを排除するつもりなど、通産省にはあっても、僕にはありません。
今回の話はそういうことではありません。自治体の名を冠した半ば税金で作るページに対し、納税者そして住人として主体的な意見を述べたのです。つまり「こんなページを見たくない」ではなく「こんなページを見せたくない」という立場です。


Junky
1996.4.10

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